家庭教師 Kさんの超常現象体験!
私にとってのKさん
私の家に、家庭教師としてきていたKさんのお話です。Kさんは、心霊体験をよく話してくれる家庭教師で、私はKさんの話を楽しみにしていました。
当時は、私の田舎ではインターネットも通じなく(1980年後半ってPCすら見たことがありませんでした、ワープロは見た事がありました)、山の中に住んでいたので、大自然かTVしか、遊びがありませんでした。
観光客が捨てた缶コーヒーの空き缶を、田舎道で調達した棒でひっぱたいて移動する”田舎のこどもゴルフ”など、都会のかたには想像もつかない遊びを生み出してしまう程、なにも持っていませんでした。
そんな生活でしたので、Kさんの話は勉強中にこっそり聞けるお楽しみタイムでした。

Kさんは本大好き学生
Kさんは、小学校時代に図書室の本を1冊残らず全部読み切ったというわが母校では唯一の卒業生でした。
Kさんは、勉強が好きで、大学はなぜかW県にある仏教の大学へ行きました。実家がお寺ならわかるのですが、「その分野がおもしろうそうだから勉強したかった」と言っていました。僧籍をとってもすぐに僧侶にならず、様々な道を歩むという大学だそうで、大人になった今になって思うと、Kさんらしい大学へ進学されたんだなぁと感じます。
そんなKさんのお話しを、わくわくしながら聞いたものです。
Kさんのとある休日
Kさんの大学時代は、遊び仲間とよく出かけては何か心霊体験があったそうです。
それは、W県の地元のお友達が、水がもう流れていない滝があるのでクライミングをしようとのお誘いがありお出かけした時のお話です。

Kさんは初めてロッククライミングに行きましたが、その滝の高さに驚き、挑戦するのを辞退したそうです。
本格的な装備を持っていないのと、地元の人は小さな頃から何度も登ったところであろうが、自分はそうでは無いためだと説明しました。余談ですが、Kさんは恰幅が良いので(ちょっとポッチャリです)断ったんじゃなのかなと思ってしまいました。
Kさんが見ていると、地元民のお友達は岩の滝をするすると器用に登って、高い高い滝の上までたどり着いてしまったそうです。
Kさんは正直、危ないな、落ちたら救急車は確実だなと感じたそうですが、若気の至りっていうのでしょうか、何人か登り始めてしまったそうです。
危ない!
滝を登る友達を下から見ていたKさん。
地面から6~7mほど登ったところを、(これは落ちたらかなりまずいな)と見守っているなか、疲れてしまったのか、友達の手が外れ、次の瞬間
一瞬の出来事で、Kさんは息をのみました。
「あ!」
息をのんだのも束の間、友達は石でいっぱいの水の無い滝壷へ落ちてしまいました。
.jpg)
「大丈夫?!」
駆け寄ると、あんなに高いところから落ちたはずの友達が、無傷で全然いたがってもいません。
「痛くない。俺けっこう高い所から落ちたよね」
Kさんは、友達が落ちるところの一部始終を目撃していましたが、なんと、この友達が消えたのを見たのだそうです。
Kさんの説明は、こうでした。
友達の手が岩から外れて、「あ」と思った瞬間、目を離さずに見ていたのに、体全体というかその友達がフッと消えて、まるでテレポーテーションのように、次に見たときには、地面のすぐ何十センチかのところにポッと現れ、その後、数十センチだけ落ちたと。

他に目撃していたのは、滝の上から見てた友達で、消えたところは見なかったけれど、あの高さから落ちて怪我をしていないのは不自然だと確信しました。みんなKさんの言うことをにわかには信じがたいけれど、信じざるを得ない状況だったそうです。
心霊というよりは超常現象といいましょうか・・・。見守っている守護霊という存在が本当にいるのか、不思議なお話しでした。
男を上げる肌に【BeLuxe homme】