S山のおばあちゃん

S山のおばあちゃんは本当に助かる

【ポーラ ホワイトショットLX&MX】

近所に失せ物を透視してくれるおばあちゃんがいました。
私が中学生の時ですでに80歳くらいでした。
おばあちゃんの所には、行方不明の家族を探す人や、戦時中に戦争へ行って音沙汰の無い人の家族などもよく訪れていました。

おばあちゃんは、不動明王様が守り神でついているといっていました。近所のおおきな洞窟があるのですが、そこで修業をしていたそうです。おばあちゃんは、この力は人助けのために神さんが貸してくれているだけだから、お金は受け取らない。とかたくなに言い、いつも人助けをしていました。

不動明王
不動明王

100万円騒動

一方、我が家では、私の祖母が少し物忘れをするようになっておりました。ある日、祖母が銀行から何のためかわからないのですが、帯付の100万円の束をひとつおろしてきました。
そして、それを大切にしまって、どこにしまったのか忘れてしまったのです。
祖母は、私の母に
「あんたが盗んだのかい!」
と言ったり、果ては伯父や伯母にまで同じことを言って、家族喧嘩が起きてしまいました。伯父は曲がったことが大嫌いな大工さんでしたので、祖母の発言以降うちに寄り付かなくなってしまいました。
「困ったねぇ、それが出てくるまで永遠に言いそうだね。っていうか絶対言うね・・・」
母は毎日のように言われて困り切り、父は、
「どこへしまっただい、おばあさんはしょーがねぇな」
と一緒に探したりしましたが出てきません。
「もし見つけても、『あんたが隠してた!』っていわれそう」
と母が嘆くので、
「あっ!S山のおばあちゃんに電話しよう!聞こう!」
と提案し、祖母に疑われないよう祖母の目の前で電話をかける作戦にでました。

S山のおばあちゃん遠隔透視

「あっ、もしもし・・・ Cです。おばさんごめんね、聞きたいことがあってね・・・」
と母が話しだすと、
「札束か。桐のタンスの右上の1番小さい引き出しにあるよ」
と説明より早く100万円の場所を特定。
「えっ。ありがとう、みてみるね!」
「はいはい」
とすごい速さで電話は終わり、
「お義母さん!S山のおばさんに聞いたら桐のタンスに入ってるって!」
祖母はなんだとぅ?みたいな顔をしていましたが、仏間の隣の部屋の、桐のタンスの右上の小さな引き出しを見た途端、
「そうだ!ここへ入れて忘れただ!悪かったよぅCちゃん。」
と祖母が母に謝りました。
「あー助かった。お義兄さんとお義姉さんに電話しなきゃ!」
と母はお金が出てきたことを報告していました。
伯父はこの件がショックだったようで、1年もうちへ来ませんでしたが、1年以上経ったときにやっと顔を見せてくれて、安心しました。

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