お仕置き

停学になった

本国アメリカをはじめ世界中で注目を浴びているリストバンド

高校の時に、生徒指導に喫煙を見られた友達がいました。
若い時って何故か、吸ってしまいますよね、煙草( ´ー`)y-~~
生徒指導に見つかってパニックになったのか、他に吸っている者はいないか問われて、全部言ってしまうという流れで、10人位停学者が出てしまいました。
実際に喫煙を目撃された友達は、停学のレベルが重かったのか、ずっと個室で、後の私達は教室から隔離された遠い特別教室でずっと自習することになりました。

停学までの流れ
・校長室に親と呼び出される
・停学の申し渡し
・停学開始日決定

停学者の1日
・朝、他の生徒より50分早く登校
・1日じゅう声をだしてはいけない
・昼食中も私語厳禁
・教師が1時間ずつ1日中監視に来る
・帰りも他の生徒より50分

次の1時間は監視がいない

停学者の見張りの為、授業の無い先生が停学部屋に交代で来ます。
次の時間は、監視役の先生が誰もいないから、決して喋ったり出歩いたりしないようにとの事でした。

私達は嬉しくて、絶対喋るでしょと思いました。
案の定、先生がいない時間、息抜きで喋って自習をしませんでした。停学はちょっとした囚人ですから、慎むべきなんです。
先生がいない時間はちょうど4時間目でした。
楽しい時間が過ぎ、お昼の時間です。
こんな大事な時には先生が来ません。
先生の号令無しにお昼を買いに行ったりしたら停学が伸びるので、先生が来てくれないと困ります。
大勢で停学になっているためか、前後のドアのガラスの所に紙で目隠しをされており(他の生徒の目に触れないよう)、下のちいさいドアみたいなところもガッチリ鍵がされています。
うーん、待てど暮らせど先生が来ない。
パン屋は時間で帰っちゃうし、食堂だって閉まるので、どうするかぁ・・・と途方に暮れていると、ふと見ると、上の窓には鍵がかかっていません。
「お!上の窓から廊下のぞいてみるよ!」
廊下が全く見えないというのも考え物です。
私はお腹がすいていたので、誰か先生が通りかかったら教室から出て声をかけに行こうと思いました。

来た来た

上の窓は高い位置なので、派手に頭を出したりしなければ見つからないと思いました。
でも高い場所なので、机に乗って立った状態じゃないとのぞけません。隔離された遠い場所にある教室なんで、あんまり人も通りません。しかし、いきなり先生が入ってきて机の上にたってるのがバレたら停学は伸びるだろうなぁ・・・とキョロキョロしていると、

ガラッッ(ドアが開く音)

上下白いジャージの先生が急に入ってきました。
やば・・・  見てたのに何で・・・

ガシャン!ドン!

ビックリしすぎて机から落ちました。
幸いお尻が椅子に落ちて両足は机に乗っていました。

わー怒られる!絶対怒られる!

停学延長?

私は怒られるのが怖くて目をギュッとつぶっていました。
すると
「あっははははは!」
「足すべったぁ?」
とみんなが喋りかけてきます。
えっ?私語・・・ 先生は・・・

目を開けると先生はいませんし、みんな全然リラックスしている様子。
「え、今ガラってドア開けて先生入って来たよね!」
と言うと、
「来てない来てない。」
「来てたら今喋ってない。」
と。
誰も来てない?そんなわけない。聞こえたし見えたし・・・
「じゃあ、先生誰だった?」
と友達に聞かれ、思い出そうとします。
「白いジャージ、上下・・・」
思い出してみると、ジャージから出ているはずの頭、手、足が無いのです。
中学生の時の夜中にも見たな、こんな顔の無いような人・・・

「見間違いだったかも・・・」
と言ってごまかし、友達も、
「急に落ちたからビックリしたよー」
と言って笑ってくれました。

きっとこれはお仕置きが来たんだな と思いました。

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