高速道路
女子旅で伊勢へ行った帰りの東名高速道路で
もう帰り道で、東京方面へ向かっている時です、あれは牧之原あたりからの事でした。
予定より早く帰ることにした私達は、昼過ぎの明るい東名高速道路を走っていました。
牧之原パーキングエリアから、友達に代わって私が運転を開始しました。
伊勢からだいぶ走り、まだお昼位なのもあり、私はゆっくり安全運転で走りました。
前に遅い車が

私はだいたい80kmから90kmの速度で、1番左車線を走っていましたが、前の車がとにかくゆっくりで、70km前後で走っています。
これだとあまりに遅くて事故に巻き込まれそう、危ないな。
ちょっと追い抜かそう。
と思ったのですが、ここが遅いせいで、追い越し車線はずっと車が途切れず、全然追い越し車線に入れません。
参ったなぁ・・・
ふと前の車を見ると、真っ白頭のお爺さんとお婆さんが2人ずつ全部で4人乗っています。
お年寄りの4人旅行か、楽しかったかな?
あんなに年をとっても、旅行仲間がいるなんて素敵だなぁ。
私は視力が2.0ありますので、よく見えます。
前を走るお年寄りの車に想像をはせていると、友達が、
「前のお年寄り、運転遅すぎて危ないから、次の車が行ったら追い越し車線入ろう」
と後ろを目視してくれているので、そうすることにしました。
お爺さん達、さようなら~
可愛いお年寄り、帰り道気を付けてね☆
そんな気持ちで、追い越して並走した時にその車を見送ろうとしました。
あれ・・・
2人しかいない・・・
後ろの2人がいない・・・
どういう事かな、おかしいな・・・
「ねぇ、今ずっと前を走ってた車、お年寄り4人のってたよね?」
と友達に聞くと、
「え?2人だったよ、運転席と助手席だけだよ」
ええ?
牧之原からずっと10分くらい後ろ走ってたのに。
長い事みてたのに。
後ろにいた男女の老人は何だったのでしょうか。
亡くなった旅の仲間なのか、それとも運転席のお爺さんのご両親でしょうか。
「後ろに、誰か乗ってますよー」
と教えてあげたかったです。