化粧品専門店①

街中にある個人の化粧品屋さん

メイクアップ用品
メイクアップ用品

短大を出てから初めて就職したのは、街中にある独立した個人経営の化粧品屋さんでした。
化粧品に興味があり、肌の悩みも解決できるという理由で応募し正社員登用でした。

個人の経営者なので、経営者が好きなブランドだけお店で売っています。
そこでは、
・資生堂
・アルビオン
・カシー化粧品
・カバーマーク
エステ室が奥にありました。
化粧品の他にも、バッグや靴、雑貨なども販売していました。

仕事概要

・化粧品の使い方、成分、使用法などを勉強する。
・資生堂やアルビオンで月1回開催される化粧品セミナーに行く
・このお店で使用するエステマシンの使い方を覚えお客様に施術する
・メーキャップの理論・技術を覚えてお客様に施術する
・売れれば売れるほど、経営者に気に入られる、昇給の目安になると思う
●9:30-18:00(休憩60分)
●定休日:水曜 月の休みは水曜日+希望日4日(月の休みは7日~9日)
●手取り16万位
●ボーナス有(レベルによる)
●国民年金、国民健康保険だった(店による)
●有給無
●昇給在
●産休(店による・だいたい無し)

求められるスキル・人物像

・接客スキル(笑顔が重要です)
・お客様に親切にできる人
・指先が器用(エステするので)
・言葉遣いが丁寧
・見た目標準(太りすぎ、肌が荒れすぎ、美意識が低いは×)
・いつも小ぎれいにしてられる人
・顧客の顔と使用化粧品を覚えられる人
・化粧品(膨大な数)を覚えられる人

この仕事に向くひと

・化粧品が好き
・人の顔にさわるのが好き
・お客さんの喜ぶ顔を見るのが好き、喜んでもらいたい人
・マメな人(掃除・化粧品売り場の季節のディスプレイ)
・毎月のDMはがき書き(字がきれいだと重宝です)
・お客様に嫌な顔をみせない精神性の人
・サービス精神旺盛

仕事内容

《朝の掃除》
★店の前・化粧品コーナー・スポンジなど化粧用具
《荷出し》
★発注していた化粧品が週2で届きます。
★化粧品によってはサンプルをラッピングしたり、フックに掛けるためのラッピングなどをします。
★ファンデーションなど引き出しから出す際によく見え間違いがないよう、シールでOC10(オークル10番)など省略記号を書きます(店による)
★伝票の処理
★業者欠品していた商品を再発注
★お客様の注文商品が来たら電話連絡する
《お客様の接客》
★専門店はほぼ顧客がおおいのでカルテを出す
★いつも通りのものが欲しいのか、新たな肌悩み等があるのか伺う
★時間があればエステにお誘いして施術
★レジとポイント付与、サンプルを渡す
★旅行に行くお客様には、クレンジング・洗顔・化粧水・乳液・クリーム・化粧下地・ファンデ・日焼け止め・コットンなど、そのお客様が使用しているブランドでなるべくそろえてお渡しする(無料サービス)
★いつものエステの方の為、エステ室の準備(室温・音楽・化粧品など)
★お茶出し
《季節のディスプレイ》
★ディスプレイ場所が多箇所にあるので、季節になる前にやる
《事務的な仕事》
★カルテ整理
★DM書き(月500枚)
★店頭のテスターの整頓・掃除
★資生堂セミナーやアルビオンセミナーなどに行く(電車で資生堂ビルなどに行き丸1日勉強したら、帰りにお店に寄って、店頭用見本や本を渡して業務に戻る)
★セミナーの内容を翌朝発表、店内の皆で共有
★発注(ブランドによって発注方法や商品の単位を覚える)

辞めた理由

イギリス バッキンガム宮殿
イギリス バッキンガム宮殿

お店に来た外国人の方に、英語で商品説明がスラスラできず、あまりにガッカリして一念発起しイギリス留学のために辞めました。
なんのために米英文学を専攻したんだ!と自分の不甲斐なさにガッカリしました。
今後も接客業をやりたかったので、日常会話ぐらいは習得して来ようと、留学を決意しました。
お店に「勉強してくる」と伝えると、奥さんが泣いて、「遠くに行ったりして心配じゃないの、頑張るのよ」と言ってくれました。なんだかほっこり・・・しんみり・・・。
こんな感じで、こちらのお店では、化粧品の接客や化粧品取扱などについて沢山の基礎を学ばせていただきました。

辞めて16年くらい後、聞いたところによると、後を継ぐ人がおらず、平成の中期~後期の間に閉店されたそうです。
そのころにまだそこで働いていたら、会社が無くなるという辞め方になっていたと思います。
個人経営のお店で働くと、こんな事も起こり得ます。

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