工場の仕事(電気のブレーカー)
細かい組み立てが面白い。

派遣で行った工場のひとつ、電気ブレーカーの組み立て工場です。
森の中に1件ある会社で、工業地帯の工場みたいな感じでは無い所です。
工員はほぼ女性で、30~40名ほどの規模です。
仕事概要
・様々な種類のブレーカーを組み立てる
《時間》8:00~17:00
《時給》1,100円
《福利厚生》自分の派遣会社の福利厚生のみ
《昇給・賞与》無
求められるスキル
・毎日出勤する人
この仕事に向く人
・同じ作業をずっとやっても苦ではない人
・立ち仕事でも大丈夫な人
この仕事の良い点・悪い点
良い点
①作業内容が単純で、すぐ覚えられる
②この工場では1時間ごとに持ち場が変わり、飽きない工夫がされていた
③大規模工場ではないので、だいたいの人が人間関係を悪くしないように気を使っていた
④レゴくらいの1cmくらいの部品をひたすら組むだけなので、そこまで疲れない
悪い点
▲どこにも必ずいるイヤな人が1人いた
▲立ち仕事だったので足がむくむ(座り仕事より腰は痛くない)
工場勤務のコツ
・朝8:00までに行くが、間違って早く着いたらポットのお湯をわかす。
ただこんな事でも喜ばれたりイジメに遭わなかった気がします。
工場に新しくはいると、元々から働いていた人達が
『コイツは変なヤツじゃないか?大丈夫だろうか?』みたいな雰囲気なので、
ちょっと気遣ってます的な行動をとると安心してもらえます。
・ブレーカー工場なので、私服の上から貸与された作業着をはおるだけでした。
なので行き帰りは完全に私服でした。とくにおしゃれの必要も無く、パーカーとジーンズでOKでした。(薬品や化粧品工場だと全身着替えが必要な所もあります)
・ここは流れ作業じゃなかったので、まわりの人のペースに合わせて仕事をすれば良いので、焦らないし、何なら隣の人と喋っていても怒られない工場だったので、隣の人の話に相槌を打っているだけで1日終わります。
60代の人の隣・・・庭に植えた野菜が全滅したなどほのぼのした話中心
50代の人の隣・・・旦那さんの愚痴
40代の人の隣・・・夕飯のメニュー、子供の塾などの話
30代の人の隣・・・老化がイヤだなど話題が多岐にわたる
独身の人の隣・・・世代に関係なく、その人の趣味の話
思い出
ブレーカーを作り終えると最後に通電テストがあり、
できたブレーカーを電気の機械にガチャっとするのですが緑のランプがついたらOKの箱、赤いランプがついたら違う箱にいれます。
端子が出ている種類のブレーカーを通電テストする時は、端子の導線を手に持ってテスト動作をするのですが、めんどくさくなって片手でやっていたら感電したことがあります。
びっくりするくらいの感電でしたが、報告書とかあったら面倒なので黙っていたら、隣のちょっと苦手なおばあさんが私を見て笑っていたのが印象的でした。
「アンタ、いま感電したでしょ!」
とニヤニヤしていたので
「ハイ。」
と言うと、
「やっぱりね!危ないなと思ってた!」
と言うのですみません気を付けます、と返事をしました。
その時、そのおばあさんはOKのブレーカーを箱に詰める作業をしていましたが、途中から品番が変わったら違うサイズの箱に入れなきゃならなかったのに、忘れていたらしく、私に嫌味を言った直後に部長みたいなおじさんから死ぬほど怒られていました。
かなりの量を品番の違うシールの箱に入れてしまっていて、全部出して後から入れ替えないといけなくなってしまったようです。
部長から残業できる人ー!とか大声をだされて小さくなっていました。
思い出すと気の毒です。
因果応報ってこういう感じかなと思いました。
辞めた理由
飽きないし、人間関係も良かったのですが、もっと良い条件の仕事があったので辞めました。
女性ばかりで結構としのおばあちゃんみたいな人が多かったためか、派遣差別みたいな事は一切ありませんでした。